チーム代表の干場です
ドジャースがWS連覇して
wikiに書かれているのを見てみた
David Ray Roberts
もう30年近く前の話である
記録もネット上に残っていた
https://www.thebaseballcube.com/content/stats_minor/1996~10424/
1シーズンだけだが、彼と同じチームでプレーさせていただいた
千葉ロッテから私と伊藤真さん(広島から移籍)が1996年のシーズンに派遣された
どのような意味があったかは分からないが
「多分、ダメなら帰ってからクビだろうな」という感じではいた
ただ、私にとっては後の人生において、非常に大きな経験をさせていただいた時期でもあった 野球観・人生観が少し変わった
彼は「ドク(Dr)」と呼ばれていた
背は大きくない 「日本生まれだ」というが、日本語が殆どできなかった
彼の武器は足だった 私といた1996年、マイナーリーグとはいえ65盗塁
凄い足だった
ただ、肩に故障を抱えていて、送球が非常に弱かった カットに弱々しい送球をしていた
打撃も体の割には飛ばす方だったが、せっかくの武器の足を生かしている打撃ではなかった
そんな印象だったので、まさか、のちにMLBにあがるとは私は想像できなかった
日本に来ても厳しいだろうな…とも思った
私が野球選手をやめたあと、彼とロッテの福浦(現千葉ロッテ2軍監督)の活躍には
「人の人生というのは何が起こるかわからない」
ということを学んだし
「あんなレベルの選手では無理…」
と言ってもいけない。ということも学ばせてもらった
非常に優しい男だった
私と伊藤さんのことを
「急に異国の地に来て、いろいろ困っているのではないか?」
とかなり気遣ってくれ、よく話しかけてくれた
彼のお母さんに、おにぎりをご馳走していただいたこともあった
大変おいしかった
まさか
彼がMLBに昇格する選手とは思わなかったし
2004年ALチャンピオンシップの伝説の盗塁の映像を見たときは目を疑ったし
まさか、MLBの監督になると想像もしなかったし(本人も思っていないはず)
3度のWS制覇をする大監督になり
野球が生まれて以来世界最高の日本人選手をひきいてWS連覇するなど
30年前には、私だけでなく当時のマイナーリーグ:visaria のメンバーは誰も考えていなかったと思う
あらためて、あんな素晴らしい野球人を野球をさせてもらえた時期があった自分は幸せ者だなと、30年後の今すごく実感しています