チーム内競争を煽る少年野球チームの監督コーチ(親も)は結構いる
最近で私が聞いたことがあるのは
ある県外強豪チームとの練習試合のため遠征に行くこととなったとのこと
練習でミスを連発した5年生を遠征メンバーから外し、体が大きな素質のある4年生が遠征メンバーに選ばれたそうだ
こんな少子化で野球人口も減っていると言われているのに、まだこのような大人が少年野球に携わっていることに私は不思議でならない
国連の子どもの権利委員会から、日本の教育制度が「過度に競争的(excessively competitive)」であると繰り返し指摘されてきた経緯があって、「ゆとり教育」が始まったらしいが、失敗だという評価が多い
私はゆとり教育を受けた世代ではないので、ゆとり教育はどういう授業をしていたのか実際のところは分からないが、とはいえ今の教育が甘いからといって、スポーツに過度な競争教育を求めるのは間違いだと思う
というか、子供たちの意思で競争関係を作るのはよいと思うが、大人が競争する環境を作るのは間違っていると思う 子供の成長段階において大人が、とくにスポーツにおいては、余計なことをすべきではないように思う
よく、フルカウントやファーストピッチなどの少年野球情報サイトで記事に取り上げられるチーム 「競争意識を即す」とか「競争改革」などというワードが書かれている
私はそのようなチームは、はっきりいって大変危険だなぁと思っている
少年野球の現場において大人が簡単に競争意識を植え付けようとする人は、あまり勉強していない人だと思う
たしかに、大人になって社会に出れば「競争」が待ち構えているのが今の日本ではある そんな競争社会の中で逞しく生きていける人間に育てたい気持ちもわからないではない
しかし、人間は段階を踏んで成長するものだと私は思っている
子供のころから競争環境に置けば、競争社会に生き残れる大人になるかというと、人間はそんなに単純な生き物ではないと思う
野球を始めて1、2年ほどの子どもに
大人が作った競争環境に置かされて、大人に他人と比較されて、大人が白黒と評価を下し、大人に負けや失敗を必要以上に指摘して責められる
自我が確立していない未熟な子供にはまだ早い
勝てばただ勘違いするし(親がバカだと親も勘違いする)、負ければ自己肯定感が下がる 対人関係にも問題が現れ、不登校や引きこもりになってしまうことも考えられる
それを「弱いやつだ」と片付けてしまうのは、違うと思う
子供自身、選手自身がトップを目指すこと自体、否定するつもりは毛頭ない
むしろ、選手である以上は上を目指してほしいと思う
最初から「どうせ勝てないし」とか「自分には一番は無理だ」、「どうせ自分なんか」と思うのは、それもどうかとは思う
私が言いたいのは、大人が子供を他人との競争を強いることは間違っているということである
競争するかどうかは、本人が決めることだ
別に嫌なら競争しなくたっていいと思う
嫌なら逃げる 当たり前である
決して「根性なし」などではない 自分の判断で逃げるという行動しているのだから、素晴らしいことである
苦しくてしたくもない競争を強いられて嫌になってきているのに、何もできず何も考えることができず行動をとらない子のほうがこの先、生きていくうえで不安だと私は思う
親や監督コーチが勝手に作った競争など、選手にとって害はあっても、いい影響は全くない
あわない監督やコーチ、保護者会がいるチームならやめて逃げてもいいのである